冬の大内宿 雪景色が美しい奥会津・江戸時代の面影を残す宿場の風景
福島県南会津郡下郷町にある大内宿は、 会津と日光を結んでいた江戸時代における会津西街道に位置する「半農半宿」の宿場です。
明治時代の鉄道開通によって宿場としての地位は失っておりますが、街道沿いには当時の面影を残す茅葺屋根の古民家が立ち並んでおり、令和の時代になった現在では東北地方を代表する観光名所の一つとして、日本国内のみならず世界各国の人々が訪れている程の人気があります。
茅葺屋根が見える季節も素晴らしい風景を楽しめますが、豪雪地帯である奥会津の人々の暮らしや冬の厳しさを体感しながら、歴史情緒あふれる景観を観賞する事ができます。
大内宿にはここでしか食べる事ができない「ねぎ蕎麦」が名物となっており、そばをネギ一本で食べるユニークなグルメも人気です。
一応箸は付いてきますが、会津地方で研究を重ねて生産した曲がりネギは、冬になると甘味が増してさっぱりとした高遠そばの味わいにとても合う薬味代わりにもなります。
コロナウィルス感染症の感染拡大による影響で、店を閉めている所もありますが、この日も3店舗が店を開けていました。
消毒やマスクの着用を徹底している観光客がよく訪れているとの事で、下郷町の中でも大内宿はまだ感染者が発生していないとの事ですが、高齢者が多く住んでいるため感染拡大防止対策は今後も必要です。
大内宿の駐車場は普通車で500円の有料前払い制になっており、収益は大内宿の保存活動に役立てているそうです。
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