東北春の風景、片倉小十郎景綱の居城である宮城県白石市の桜名所、白石城で満開に咲き誇る桜の花々です。
白石城は伊達政宗の近習である片倉小十郎景綱が城主を務めた城で、復元した白石城がある益岡公園には、城跡を取り囲むようにソメイヨシノなどの約300本の桜が咲く事で知られ、春になると地元の方を中心とした花見客で賑わいます。
歴史を辿ると、戊辰戦争時にこの地で白石列藩会議が行われており、これが奥羽越列藩同盟の結成に繋がった重要な建造物であった事が知られておりますが、残念ながら1874年に天守が取り壊された後には益岡公園になっておりました。
しかし、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の放送時に白石城の城主であった片倉小十郎景綱も注目されるようになり、1992年から白石城の復元工事が行われ、3年後の1995年には三階櫓、大手の一ノ門と二ノ門、土塀の復元工事が完了しています。
この敷地内には、三光神のうちの一つである天照大御神や仙台藩主の伊達政宗、そして白石城の城主であった片倉小十郎景綱を主祭神とした神社である神明社も建てられており、杜の都仙台を築き上げた仙台藩や東北地方においても重要な名城であったことが伺えます。
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