岐阜県大野郡白川村の庄川流域に位置する白川郷は、日本古来の住宅様式の一つである合掌造り(がっしょうづくり)の民家が立ち並ぶ集落です。
合掌造りは日本の住宅の中でも急勾配な45度から60度の屋根を持つのが特徴的で、豪雪による雪下ろしの作業軽減や多雨地帯でもあることによる水はけを考慮したものと考えられています。
白川郷は、共同で茅葺屋根の屋根葺き作業を行う「結」などの地域に根付く住民同士の相互扶助の営みと、江戸時代の情緒あふれる建物の外観が高く評価され、1976(昭和51)年に国の重要伝統的建造物保存地区への登録と、1995年には五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
観光に訪れた当日は、寒波の影響で時々雪が強く降り、雷も鳴っているような悪天候でしたが、雪深い地域に根付く日本の原風景とも言えるような美しい景色と、この地に暮らし、歴史ある建造物群を守り続けながら暮らし続ける人々の生活を見る事が出来ました。
世界遺産 白川郷の雪景色 江戸情緒溢れる合掌造りの民家が立ち並ぶ冬の風景

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