忍野八海は、日本一の高さを誇る富士山の伏流水を水源とする湧水池で、山梨県南都留郡忍野村にある観光名所です。
かつては忍野村域にあった忍野湖が干上がって盆地となりましたが、富士山や近隣の山々の伏流水を水源とする湧水の出口が池として残り、冨士講の人々が富士登山の際に行っていたこの地にある8つの湧泉を巡礼する八海めぐりが由来となって、8か所の湧泉群を忍野八海と呼ぶようになりました。
また、国指定の天然記念物や名水百選にも選定されており、2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」を構成する一部として世界文化遺産にも登録されました。
中池と呼ばれるお土産屋や食事処が集中している所にある大きな池は、非常に透明度が高くコバルトブルーに輝く水の美しさがある事から、この地域の人気スポットとなっておりますが、ここは人工的に造られた人造湖となっているため、自然に発生した忍野八海の湧泉群には含まれておりません。
春には桜が咲く事でも知られ、忍野村から眺められる忍野富士と共に人気の桜の名所にもなっています。
世界文化遺産 富士山の名水地・忍野八海(おしのはっかい)

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