2018年8月11日に全国14都道府県全26箇所で同時開催したLIGHT UP NIPPON 2018から、宮城県名取市の閖上会場で行われた花火打上の様子です。
閖上会場では、3.11東日本大震災の犠牲者慰霊と復興への祈りを捧げる美しい花火が約600発打ち上げられました。
閖上地区は2011年3月11日に発生した東日本大震災の大津波で甚大な被害を受け、名取市内だけでも1027人の犠牲者と行方不明者を出し、そのうちのほとんどが閖上地区の住民であったとされます。
その津波の力は、川を遡って名取市内でも山の麓である高館地区まで住宅の屋根が流されているほどで、海岸から約10km離れた地域でも被害を確認できた事からも、とてつもなく大きな津波であった事を物語っていました。
今回のLIGHT UP NIPPONでは、震災前に閖上地区で開催していた「なとり夏まつり花火大会」の花火打ち上げ会場近くで行われたため、この地で花火が打ち上がったのは震災後初めてとなりました。
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