河津桜まつり 2022 ピンク色の花が美しい2月に咲く早咲き桜の風景
毎年2月上旬に薄紅色の美しい花を咲かせる早咲き品種の桜、河津桜(かわづさくら)が生まれた地でもある静岡県賀茂郡河津町の河津桜まつり2022を観賞してきました。
河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラが自然交雑をした事によって生まれた品種の桜で、寒緋桜由来の薄紅色の花弁とオオシマザクラ由来の大輪の華を咲かせるのが特徴的です。
1950年台に静岡県賀茂郡河津町を流れる河津川沿いに生えていた1mほどの桜の木を町内に住む飯田氏が持ち帰って庭に植えた所、1966年から花を咲かせるようになりました。
この桜の木はその後の学術調査で、今まで存在していなかった品種である事が判明し、1974年に「河津桜(かわづさくら)」と命名して、翌年には河津町の木に指定。
町民有志が河津川河口から4km区間の堤防上に約850本の河津桜を植樹したのが、早咲き桜の名所として親しまれるようになった始まりであるとされています。
開花を始める時期から散り始めの期間は河津桜まつりも開催し、河津川沿いに咲く薄紅色やピンク色の花が咲く風景を観賞できる他、夜には一部区間で幻想的な夜桜ライトアップも行われます。
2022年は開花時期が遅れて、河津桜まつりが1週間延長となり、イベントの終わり頃に満開となっていましたが、一足早い春の訪れを満喫できた一日となりました。
この記事へのコメントはありません。