山形県山形市の蔵王地蔵山で見る事のできる美しい冬の風景、蔵王の樹氷です。蔵王温泉スキー場のロープウェイで登り地蔵山頂駅で降りると、まるで雪のモンスターのように見える蔵王の樹氷を見る事ができます。
この現象は、日本海から多くの水蒸気をもらった雪雲が0度以下でも凍らない過冷却水滴となって、雪と混じり合いながら蔵王連峰まで流れてきます。
この時に蔵王連峰で吹く風は、北西から西方向に吹く10~15m/sの強風で、平均気温マイナス10度~15度の気温の中で地蔵山に生えるアオモリトドマツなどの針葉樹に吹雪となって吹き付けます。
それが何度も繰り返される事によって形成されるのが、アイスモンスターとも呼ばれる蔵王の樹氷です。
山形蔵王の樹氷 日本の美しい冬の風景
1月頃の形成期と2月の最盛期は吹雪で視界が悪い時も多く、なかなか綺麗に見える事が無かったのですが、3月上旬にはスッキリとした青空の下で美しい樹氷を見る事ができました。
一部は溶け始めていますが、3月になると蔵王の樹氷は衰退期に入ります。
蔵王の樹氷ライトアップ
夜間は吹雪となってしまい、スッキリとした条件で樹氷ライトアップを見る事はできませんでした。
山形蔵王の樹氷ライトアップ
蔵王の樹氷ライトアップが美しく見れたのは、1年後の2013年2月です。
何度も訪れてやっと見る事が出来た幻想的な景色に思わず感動してしまいました。
撮影場所:山形県山形市蔵王温泉 地蔵山頂
撮影日時:2012年2月・2012年3月・2013年2月
カメラ×旅ブログ 蔵王の樹氷
この記事へのコメントはありません。