高城川(品井沼)の桜並木
春に咲く桜が美しい高城川は、宮城県松島町品井沼地区の洪水対策と干拓目的で作られた人工の川です。
この地区にはかつて品井沼という広大な沼地が広がっていて、鳴瀬川からの逆流によって度々洪水による被害を受けていました。
元禄時代に度々洪水に見舞われていた品井沼の排水をするためのトンネル(元禄潜穴)を堀りましたが、後に土砂が堆積してしまうと共にこの水路は機能しなくなってきたため、新たに明治潜穴を掘りました。
昭和期に入ると吉田川や鳴瀬川の下に川を潜らせ横断させる工事(サイフォン式)を施し、現在も品井沼地区を水害から守っているそうです。
宮城県内の桜名所としてはあまり知られていませんが、鳴瀬川から明治潜穴までの間の高城川約1.7km区間に桜の木が植えられていて、沿道から眺めても見事と思えるような美しい桜並木が続いています。この桜並木の正式名称は、よくわかりませんが、「高城川の桜」「品井沼の桜」「幡谷地区の桜」など、人によって様々な呼び方で親しまれています。
高城川(品井沼)の桜並木 | 宮城県松島町
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