雷神山古墳とは、宮城県名取市の丘陵地に造成された住宅街である名取が丘の東側に古くからある東北地方最大の前方後円墳の名称です。
昭和5年頃に「植松丘上主古墳」の名称で報告が上がりますが、その後の地形調査で2位以下が全長120メートル以内である東北地方では、他に例が無い規模の大きさで築造された全長160メートルの前方後円墳である事が判明しました。
古墳の築造方法から古墳時代中期にあたる4世紀末-5世紀前半に造られたとされていますが、誰が被葬者であったのかまでは現在も判明はしておらず、恐らく仙台平野一帯を支配していた権力のある広域首長の墓であったのではないかと推測されています。
雷神山古墳は史跡公園として整備されており、春のお花見シーズンになると公園内の美しい桜が一斉に咲き誇りますが、東北地方や宮城県の桜の名所としてはほとんど知名度が無いため、地元や近所の人が集まる穴場のお花見スポットとなっていたようです。
東北最大の古墳 雷神山古墳に咲く桜

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