日本三景の一つである松島の中でも全国から訪れる観光客からの評価がとても高い、円通院庭園で行われた紅葉ライトアップの映像です。
京都の妙心寺を本山とする臨済宗妙心寺派の寺院である円通院は、仙台藩主 伊達政宗公の孫にあたる伊達光宗公が1645年に19歳という若さで早世した後の、1646年に光宗公の霊廟である三慧殿を建設し、翌年に菩提寺とする円通院が建立されたのが始まりと言われております。
三慧殿は、政宗公の命を受けて慶長遣欧使節団として派遣された支倉常長が訪ねたヨーロッパを象徴する西洋バラや水仙などが描かれるなど、随所に支倉常長が持ち帰った西洋文化も残されており、それに因んでバラ園が作られた事から、薔薇寺とも呼ばれるようになりました。
円通院には枯山水や池泉式庭園などの日本庭園の様式を随所に取り入れた大庭園があり、四季によって移り変わる美しい情景を感じながら、遊歩道を散策する事ができます。
特に秋に実施される紅葉ライトアップはとても美しく、赤や黄色に色づいた木々が幻想的に照らされる様子を眺めに日本全国から観光客が連日訪れるほどの人気があります。
日本三景松島 円通院庭園 紅葉ライトアップ 2016 | 宮城県松島町

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