栃木県日光市にある華厳の滝(けごんのたき)は、那智の滝(和歌山県那智勝浦町)や袋田の滝(茨城県大子町)と合わせて日本三大名瀑または日本三名瀑の一つに数えられる滝で、関東地方や日光・奥日光を代表する観光名所にもなっています。
男体山の噴火によってせき止められて形成された中禅寺湖から流れる水の量は毎秒3トンから5トンにも達し、轟音と共に落差97メートルの岩壁を水が一気に流れ落ちる風景が見どころとなっています。
華厳の滝は上部から眺める事が可能ですが、滝つぼ周辺の景色も眺める事が出来る観光客向けの華厳滝エレベーター(有料)が設置されており、四季折々の雄大な自然の風景と共に迫力のある滝の音を間近で楽しむ事が出来ます。
また、華厳滝の中腹には中禅寺湖から漏出した伏流水が流れる小さな滝が無数にあり、そちらは十二滝と呼ばれています。
現在は補強工事が行われているため、崩れやすい男体山の噴出物を侵食して形成された華厳滝は現在の位置で落ち着いていますが、太古の時代には現在の場所から約800メートルほど下流にあったとも言われており、その区間は新緑や紅葉が美しい華厳渓谷の絶景も楽しめます。
華厳の滝 栃木・日光 夏の風景 日本三大名瀑 | 栃木県日光市

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