大曲全国花火競技大会|花火師日本一を決める日本三大花火大会|秋田県大仙市

大曲全国花火競技大会 大会提供花火

秋田県大仙市の雄物川河川敷(大曲花火大橋下流)で開催する大曲全国花火競技大会です。長岡まつり大花火大会や土浦全国花火競技大会と共に日本三大花火の一つとされている大曲全国花火競技大会は、日本を代表する花火業者達が日本一の称号である内閣総理大臣賞を目指して腕を競い合います。

大曲全国花火競技大会

全国花火競技大会の歴史

花火の街として名高い秋田県大仙市で開催している大曲の花火 全国花火競技大会は、1910年(明治43年)に始まった「第1回奥羽六県煙火共進会」が前身となり、東北の有名花火師が一堂に会して花火を打ち上げるものでした。
花火先進地でもあった三河国花火共進会(現・愛知県)を同時に開催した事で、参加した花火師達は三河国の花火製造技術の進歩に驚き、その技術を習得しようと1915年(大正4年)に「全国煙火競技大会」と名称を変えた事が現在の「全国花火競技大会」の基礎となっています。

全国花火競技大会の内容

大曲全国花火競技大会 大会提供花火
毎年8月の第4土曜日に秋田県大仙市の雄物川河川敷(大曲花火大橋下流)で行われている全国花火競技大会は、新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」や茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」と並ぶ日本三大花火の1つとされています。
ここでは夜花火だけではなく、日本で唯一となる昼花火の競技大会も夕方から行われ、全国から選抜された28社によって昼花火・10号芯入割物花火・10号自由玉・創造花火で競技を行います。
また、公益社団法人日本煙火協会が後援して内閣総理大臣賞が授与される花火競技大会は、大曲全国花火競技大会と土浦全国花火競技大会の2大会しかありませんが、当大会に関しては過去の成績によって5年に1度の業者入れ替えも行われるため、日本では最も審査基準の厳しい競技大会となっています。

昼花火の部

2017年 大曲の花火 全国花火競技大会 昼花火
当日17時から行われる「昼花火」は全国花火競技大会の総合優勝である「内閣総理大臣賞」の授与対象に入っていなかったのですが、2017年からはルールを変更して昼花火も審査対象になりました。
この競技は、5号玉の早打ち5発で行い、色付きの「煙竜」や「落下傘」・夜花火の菊のように大きく開花する「煙菊」など、昼間の明るい時間帯でも目視が可能な煙や音を使用した花火が打ち上げられ、タイトルとの整合性や花火の形・色彩の鮮明さなどが審査されます。

10号玉の部

大曲全国花火競技大会 10号割物花火
19時から始まる夜花火の部では、10号玉による芯入り割物花火自由玉の10号2発と創造花火によって競技が行われます。
10号芯入り割物花火とは、三重芯以上の菊花火で審査される課題玉を打ち上げて、外側の親星を含めて四つの円を描く「三重芯」、五つの円を描く「四重芯」や、現時点での最高技術となっている「五重芯変化菊」などの芸術的な花火で審査します。
芯が多ければ多い方が良いというわけではなく、真円に近く内側の芯も同心円状に整列していて、なおかつ燃焼した星(火薬)が揃って消えるのが理想の芯入り割物花火とされています。
製造時の1mmのズレや星の大きさの違いでも開花時には目に見える程の大きなズレとなって見えるため、世界でも例が無い程に精巧な技術を要する日本ならではの芸術花火です。

その一方で二発目に打ち上げられる自由玉は、課題玉と重複しない自由な発想で打ち上げられる花火で、タイトルとの整合性や創造性などが問われ、芯入割物花火には無い斬新さや彩色の美しさが見どころとなっている花火です。

創造花火の部

大曲全国花火競技大会 創造花火

大曲全国花火競技大会の元大会委員長である故 佐藤勲氏が考案した創造花火の部は1964年(昭和39年)に新設された競技花火で、「花火は丸くなくても良い」との言葉通りに、テーマに沿った形態や色彩・リズム感や立体感などが審査されます。音楽とシンクロして花火を打ち上げるミュージックスターマインと似ていますが、創造花火は主にテーマタイトルと一致した世界観の表現力や形態の整合性が問われる花火であるようです。

日本最高峰の花火競技大会を楽しむコツ

日本の花火ランキング等でも必ず上位にランクインする大曲の花火ですが、大会提供花火やフィナーレ花火の情報ばかりで、肝心な競技については知らなかった方もいるのではないでしょうか?
大会提供花火などは、観覧に来ていただいた方々への感謝の気持ちを込めて打ち上げられるプログラムなので、全体的な打ち上げ時間のほとんどが競技に費やされています。

花火の楽しみ方は様々ですが、花火のタイトル(玉名)と見比べながら夜空に美しく開く花火を見ていると、「なろほど!」と感じられる場面もあるので、審査員になった気持ちで競技を鑑賞すれば、すごく楽しめると思います。

大曲の花火 関連動画

2017年 大曲の花火 全国花火競技大会 大会提供花火「生命のまつり」
全国花火競技大会の終盤に行われる大会提供花火は、2017年に総打ち上げ幅が900mにまで伸びて、以前よりも迫力のある花火になりました。前日までの冠水で着火しなかった花火もあったのですが、大会関係者の尽力で無事に開催できたことに感謝したいと思う程に美しさを感じられる花火でした。

2017年 大曲の花火 全国花火競技大会 特別プログラム「美しき世界」野村花火工業株式会社
大曲の花火100周年の翌年となる2011年に新設されたプログラムで、前年度の総合優勝である内閣総理大臣賞を受賞した花火業者が担当して、音楽に合わせたワイドミュージックスターマインを打ち上げます。

2017年 大曲の花火 全国花火競技大会 オープニング ナイアガラ付スペシャルスターマイン
夜花火の開幕を告げるナイアガラ付スペシャルスターマインは、大曲の花火オープニングソングである津雲優さんの「夢の空」に合わせて全長700mにも及ぶナイアガラと共にワイドスターマインが打ち上げられます。

2017年 大曲の花火 全国花火競技大会 最優秀賞 野村花火工業株式会社
2017年の競技花火で最優秀賞である内閣総理大臣賞を受賞した野村花火工業㈱によるプログラムで、10号芯入割物花火では「昇曲付五重芯変化菊」、自由玉では「キラキラ万華鏡」、創造花火は「光の鼓動~むすんでひらいて~」を打ち上げています。

2017年 大曲の花火 全国花火競技大会 創造花火 優勝「水辺に集う蛍」有限会社 伊那火工堀内煙火店
10号芯入割物花火「昇り分砲付四重芯菊先緑紅銀乱」10号自由玉「昇り分砲付八重芯朧柳」では優勝を逃してしまったものの、創造花火では「水辺に集う蛍」を打ち上げ、音楽ではなく水辺の効果音と共に蛍が乱舞する様子を夜空で表現した素晴らしい花火でした。

他にもYoutubeで動画を公開していますので、ぜひご視聴いただければと思います。
Youtube リンク

大曲の花火 交通アクセスや日程情報

開催場所 東北地方/秋田県大仙市大曲 雄物川河川敷
開催日時 2019年8月31日 昼花火17:30~ 夜花火18:50~
花火打ち上げ数 20,000発
観覧場所 全席有料
A席(定員6名)23,000円・C席(定員5名)15,000円・パイプイス席(定員1名)3,000円
ベンチ席(定員3名)12,000円・車イス席(定員4名)14,000円
交通アクセス 秋田自動車道 大曲ICから車で10分
JR大曲駅から徒歩24分
マップコード 138 731 610*24
関連ウェブサイト 大曲の花火

この記事は、昨年実績の内容に基づいて執筆しています。駐車場情報や最新の情報は公式ホームページ等をご参照ください。

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