仙台駅前の夜景

Adobe LightroomでRAW現像の基本をマスターする

明暗差を抑えて夜景写真をレタッチ RAW現像テクニック-Adobe Lightroom Classic CC

更新日:

プロ仕様のRAW現像ソフト Adobe Lightroom Classic CCを使用して、一眼レフカメラで撮影した夜景写真を補正して、RAWデータのハイダイナミックレンジを活用した美しく輝くようなイメージにレタッチをするテクニックをご紹介します。

夜景写真をレタッチ RAW現像テクニック

仙台城址から眺める仙台の夜景

仙台城址から眺める 仙台の夜景
夜景を撮影した後にやる事と言えばAdobe LightroomやPhotoshopでのフォトレタッチですが、夜景のレタッチで大切な事は光と闇のバランスを適度に調節して、明るくしすぎない事ではないかと思います。
たしかに、ローコントラストで明るい夜景写真も素敵だとは思いますが、夜景鑑賞士的な観点から見るとこの程度が一番好きだな。って思います。
まず、私が夜景写真をレタッチしている時に気を付けている事は

  • ノイズが目立たないようにする
  • トーンジャンプを起こさない
  • 適度なシャープ感を残す

この3つはとても大切に考えています。

では、上の写真のレタッチ方法は以下の項目から解説します。

RAW現像モジュールでホワイトバランス・階調・外観を調節する

Adobe Lightroom 夜景のレタッチ
まず、現像モジュールの操作説明をします。
ここは好みの問題なのですが、撮影時のホワイトバランスは約4000K前後であったため、色温度と色被り補正の微調整で済みました。夜景の場合は黄色寄りにするよりも青寄りにする方がクールなイメージに仕上がるはずです。
機種や撮影した場所によっても違いますが、夜景の場合はコントラストを-40~-50に下げて、ハイライトはMAXに下げてシャドウはMAX上げ、黒レベルや白レベルは適度に調整いたします。黒つぶれや白トビも起こしても、それらが目立たない位置なのであれば、あまり気にしないか、補正ブラシを使用してその部分だけ白レベルを下げてあげれば良いと思います。
外観の方は、明瞭度を+50周辺まで上げてかすみの除去を少々追加、あとは彩度と自然な彩度で色を整えます。

段階フィルターで明るくなりすぎた空を暗くする

Adobe Lightroom 夜景のレタッチ 段階フィルターを使用する
少々空が明るくなってしまったため、写真の上部からビルの上周辺まで、段階フィルターを使用して空が上に向かって暗くなっていくようなグラデーションをかけました。

Adobe Lightroom 夜景のレタッチ トーンカーブを調整する
この写真では、上記の調整に加えてトーンカーブでも調整を行いました。ハイライトを上げて中間は残し、シャドウから黒レベルにかけて緩やかなカーブを描いています。

完成写真

仙台城址から眺める 仙台の夜景
完成写真は、上の調整に加えてPhotoshopでハイパスフィルターを使いシャープ感を強調しています。Lrのシャープ機能でも充分ですが、こちらの方がエッジ部分に強く効果があるような感じもします。
iso100で撮影していたためノイズがとても少なく、ノイズ除去を+25程度に調整すればほとんど消えていたので、レタッチした時のノイズが少々出現した程度で済みました。

仙台駅前ペデストリアンデッキの夜景

仙台駅前の夜景 レタッチ前後の比較
仙台駅前のペデストリアンデッキや仙台ロフト周辺の夜景、比較写真です。ダイナミックレンジが狭いと看板が白トビしたり暗い所が黒つぶれを起こしてしまう事がありますが、RAWであればAPS-Cでも充分なぐらいに広いダイナミックレンジで撮影が出来て、この写真の場合はほとんどの看板の色が残っているのがわかるかと思います。レタッチ前の写真では、全体的にメリハリが無く少々暗いイメージになっていますが、レタッチ後はくっきりして明るい印象に変わったのがわかるかと思います。

RAW現像モジュールでホワイトバランス・階調・外観を調節する

仙台駅前ペデストリアンデッキの夜景 Lightroom RAW現像
RAW現像モジュールの外観やホワイトバランス・階調は、白が自然に見えるように調整後、ハイライトを下げて白レベルを上げるように調整、明瞭度やかすみの除去も+側に補正しております。一部白トビや黒つぶれを起こしていますが、気にならない程度のレベルであれば下手に弄るよりそのままの方が良いでしょう。その後は、トーンカーブをS字にしてコントラストを強めにしています。

補正ブラシの自動マスクと消去を上手に使い空を暗くする

仙台駅前ペデストリアンデッキの夜景 Lightroom 補正ブラシ
上の元写真では空がかなり明るかったため、補正ブラシの自動マスクを使用して空を塗りつぶしています。自動マスクでは、上のように輪郭を全て検出して塗りつぶせるわけではなく、はみ出してしまう事もあるので、その場合はブラシの消去を使用してはみ出した部分をなぞって消していくと、上の画像のような状態になります。なぞり終わったら露光量を下げて空を暗く、明瞭度を上げて雲の明暗差を強調していきます。

完成写真

仙台駅前の夜景
完成写真が上の画像ですが、全体的にくっきりして明るくなった部分もありますが、看板やネオンの色はしっかり出ているのは感じられるかと思います。夜景の写真では明暗差を少なくして、なおかつクッキリとさせるというテクニックがとても重宝するのではないかと感じられました。

-Adobe LightroomでRAW現像の基本をマスターする

Copyright© Japan Videography Express , 2019 All Rights Reserved.