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Nikon D7500 Sony α7S 高感度ノイズの比較

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高画素なカメラが良いわけではない理由と良い理由を初心者向けに解説

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時々高画素なカメラが良いわけではないという話題が時々出てきますが、その具体的な理由については説明されていない事がよくあるようなので、画素数が少ない事による撮影時のメリットとデメリット、高画素機の必要性について説明させていただきます。

高画素なカメラが良いわけではない具体的な理由とは?

本当に高画素なカメラが必要ないのか?

多分、高画素なカメラというのは4000万画素クラスのカメラの事を言っているのでしょうが、たしかにスマホやパソコン上に表示して完結しているのであれば、1千万画素どころか207万画素あればトリミングや拡大をしない前提で支障なく表示できるのです。
というのも、スマホやパソコンのディスプレイで主流になっているのが現段階ではフルハイビジョンとなっていて、1920×1080の解像度、約207万画素で表示しているのです。もし4Kディスプレイにしたとしても、829万画素のカメラで撮影したデータがあれば4Kと同じ画素数で表示できちゃうので、多く見積もっても1000万画素あれば、4Kディスプレイの需要には対応できるでしょう。

しかし、Nikon Z7やSony α7RⅢのような4000万画素クラスの高画素機が全く必要ないかと言うと実はそうでもなく、これから来る8Kスーパーハイビジョンの時代を見据えるのであれば必ず需要が出る時が来るのではないかと思いますし、8Kタイムラプス動画や、写真の提供をする際のトリミングにもすぐに対応できちゃうのです。

うちにも何件かは8K映像の放送テスト用として写真や映像の提供依頼は時々来ています。映像の方はアップコンバートした8Kなので、理由を説明して断っているのですが(^-^;

今回は初心者向けの説明なので、高画素機が良いわけではない理由を解説させていただきます。

今回の検証に使用するカメラについて

今回使用するのは、2014年に発売したSony製フルサイズミラーレス一眼レフカメラのα7Sと2017年発売のNikon製一眼レフカメラ D7500の2機種となりますが、この2機種のスペックについてサラッとご紹介します。

Sony α7S Nikon D7500
センサーサイズ フルサイズ 35.6mm×23.8mm APS-C 23.5mm×15.7mm
総画素数 1240万画素 2151万画素
有効画素数 1220万画素 2088万画素
常用感度(メーカー公表) ISO100~102400 ISO100~51200
上限ISO 409600 Hi 5 (164000相当)

フルサイズとAPS-Cで全く違うセンサーサイズである2機種なのですが、高感度域を使うα7Sと低感度域で使用するD7500という使い分けをするつもりで購入したので、現在メインで使用しているのはこの2機種なのです。

センサーサイズが違うので比較にならないかもしれませんが、D7500に関しては平均的な性能を持った一眼レフカメラで、位置付け的には中級モデルとなっていますが、α7Sに関しては低画素で高感度に特化した性能を持ち合わせたカメラなのです。

画素数が少ないカメラのメリットについて

同じセンサーサイズで画素数が少なければ、1画素あたりの集光面積が広がり、ノイズも抑えられるので高感度が有利になります。
高感度が有利になるという事は、暗い場所での撮影でもISO感度を上げてシャッタースピードを早くできるので、動く被写体が撮影しやすくなり手振れの発生も抑えられるようになります。
Nikon D7500 Sony α7S 高感度ノイズの比較

同じ被写体を同じ設定で撮影した飛行機の写真ですが、どちらもシャッタースピードが8秒なので三脚が無いと撮影は出来ません。ISO100では、両方のカメラでノイズの発生がありませんでした。

Nikon D7500 Sony α7S 高感度ノイズの比較 ISO5000

撮影した時の明るさが同じようになるようにISO感度を5000まで上げた場合は、シャッタースピードを1/5秒まで上げる事が出来ますので、姿勢さえ固定できればギリギリ手持ちで撮影できるぐらいまでにはなります。
ここまで上げると写真全体がザラつく高感度ノイズが目立ってくるのですが、この写真では左側のα7Sの方がノイズが目立っておりません。

このように低画素のカメラの方が高感度に強くなり、暗部や明部まで幅広く記録できるダイナミックレンジの広さがあった方が初心者であっても扱いやすく撮影がしやすくなります。センサーサイズが違うので比較にはなりませんが、だいたいこんな感じだと思っていただければ幸いです。

高画素機戦争は今始まった事ではなく昔から

高画素機戦争は最近始まった事ではなく、テレビのハイビジョン化が始まった頃に最大で207万画素までしか記録できない記録方式なのに、高解像度を謳う1千万画素オーバーのビデオカメラがSonyを筆頭として続々と登場していた時期があり、この事実を知っている人が次々とキヤノンの名機とも呼ばれた総画素数237万画素のHF-G10・XA10・XA20に乗り換えていった時代がありました。

今起きている高画素機戦争はこの時代からの流れもあるのでしょうが、将来来るはずの8Kディスプレイへの対応を見据えている部分もあるのではないかと思います。

高画素機の必要性については否定も肯定もしませんが、8Kが主流になるまでは新製品が次々と出てくると思うので、SNSやインターネットでの写真公開が中心であれば1000万画素以上、プリントもする予定があれば2000万画素ぐらいの解像度があれば十分なのでしょう。
しかしながら、Youtubeでは既に8K HDRへの対応が始まっているので、8Kタイムラプス動画を製作する予定があるのならば高画素機も必要になって来る事でしょう。

画素数が多い方がファイルサイズが重いという話は、あまり気にしてないのですが、動画で最高画質にした時の2時間撮影で1TBの恐ろしさに比べたら気にするまでもないような気もいたします。

4K映像からのアップコンバートで8K HDRに対応した動画です。カラースペースの変換など何回も編集を重ねて4日がかりで製作しましたw

ちなみに

低画素のα7Sは、動画での夜景撮影にオススメですよ!

それにしても、今回の記事で気付いたけど、ソニーって基本的に暗いよなぁ・・・。

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