2011年10月30日に宮城県名取市の仙台空港で行われた、ANA全日本空輸による復興応援フライトです。ANAがローンチカスタマーとなり世界初の商業飛行を行ったボーイング787-8ドリームライナーによる、東日本大震災で被災した方々を乗せての遊覧飛行や機体の一般公開などが行われました。
世界に先駆けてANAが導入したボーイング787-8は、炭素繊維強化プラスチックや複合材料を使用して大幅な軽量化を図ると共に、最新鋭のターボファンエンジンを搭載する事で燃費の改善と静音化を図っています。
仙台空港周辺は仮設の杭が建てられ復興の進まぬままの復興応援フライトとなりました。
ボーイング787は東北地方沿岸部で被災した児童達を乗せて、遊覧飛行に出発します。
流線形のボディと長くてしなやかな主翼が特徴的なボーイング787ですが、ANAが運航するボーイング787の1号機と2号機には特別塗装が施されています。
ANAのボーイング737-700も初号機と2号機には、名古屋城の金のしゃちほこをイメージしたゴールド塗装が施されていました。
この機体が納入された年に、中部国際空港が開港した事を記念しての特別塗装であったようです。
過去にはユナイテッド航空による仙台空港とグアム国際空港を結ぶ国際線定期便が運航されていました。
仙台空港では当たり前のように見かけていたボーイング767-300ですが、国内では老朽化による退役が進められていて、徐々に運航している機体数を減らしてきています。
見かけなくなるのも時間の問題かもしれません。
復興応援フライトを終えたボーイング787は、成田国際空港に向けて夕方に飛び立ちました。
撮影場所:宮城県名取市 仙台空港
撮影日時:2011年10月30日
復興応援フライトの映像も記事にしています。
この記事へのコメントはありません。